目に見えない頑張りを可視化し、その価値を評価ではなく承認で受け止める未来へ。

Design of Recognition
目に見えない頑張りを可視化し、その価値を評価ではなく承認で受け止める未来へ。
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Design of Recognition リーダー 大沼奨平


遺品をアップサイクルし、トレーサビリティで記憶を未来へつなぐ

私たちは、古すぎず新しすぎず、熱すぎず冷たすぎない、「ちょうどよい死」を目指すプロジェクトです。
遺品を小さく可愛らしいオブジェクトへとアップサイクルし、ご遺族にお返しするサービス「イヒンユライ」を開発します。イヒンユライにスマホをかざすとトレーサビリティ情報(材料となった遺品情報や故人との思い出など)が浮かび上がります。
2022年に新卒入社した資源循環テック系スタートアップ企業で、「アップサイクル」と「トレーサビリティ」に出会いました。
その知見を活用すべく、2024年にGIGAPUPUPUというクリエイター集団を設立し、芸術家・職人の過去作品を服やバッグに生まれ変わらせる活動を開始しました。しかし、経済合理性の成立が見込めず、2025年の個展「過去マテリアル実験」でペンディングを発表しました。
そんな中、世界で「死」が急速にアップデートされていることに気が付きました。すなわち、世界的な高齢化、仏壇離れ・葬式離れ、AIで故人を復活させるサービスの登場、トラディションからオリジナリティへの価値変容などが同時多発的に起きています。
そんな今だからこそ、アップサイクルやトレーサビリティが、古すぎず新しすぎず、熱すぎず冷たすぎない「ちょうどよい死」のありかたに寄与できるのではと思い立ちました。
遺品を燃えるゴミとして捨てるのは、少し寂しいことです。
一方で、遺品を永遠に残しておくことも現実的ではありません。
そこで、遺品をよりポップに(つまり、小さく可愛らしく)残していくことに、大きなニーズがあると感じています。
「イヒンユライ」を再現性のあるサービスとして成立させることを目指し、4つの観点から試行錯誤します。
① 意匠・技術: どんな遺品から、どんな作品をつくれるか
② UX : 一人ひとりの顧客(ご遺族)がハッピーになれるか
③ 事業性 : 多くの顧客(ご遺族)がお金を払いたいと思えるか
④ 倫理・法 : 実験の関係者が安心しかつ胸を張って参画できるか
2026年9月29日(火)~10月4日(日)の個展「イヒンユライ展」で、イヒンユライを受注製作サービスとしてリリースします。
イヒンユライ展では、完成作品だけでなく、そこに至るまでの試行錯誤も展示します。
■2027~2030年:縮小しゆく仏壇市場に代わる、新たな選択肢としてのポジションを目指します。それと同時に、終活やペットの死など、異なる文脈へ展開していきます。
■2030~2100年:秘伝のタレのように、古くなったイヒンユライは新しいイヒンユライの材料となり、トレーサビリティ情報も受け継がれていきます。地縁・血縁を大事にするアジア圏では、イヒンユライが主要な弔い方の一つになります。人々は、一家のイヒンユライを通じて、自らのルーツにアイデンティティを感じるようになります。
■2100年以降:グローバリゼーションの果てに、世界の文化・価値観が単一化されていきます。一方で、各地域がアイデンティティを求め、未曾有のバックラッシュ(揺り戻し)が起きます。その中で、イヒンユライだけがリアル・デジタルの両面でガラパゴス的な文化的独自性を保っていることが発見されます。未来の人類は、世界中のイヒンユライの中に、次なる人類の生存戦略が隠れていないか研究を開始します。

IHIN YURAI リーダー / 合同会社GIGAPUPUPU 代表榑林大和(クレバヤシヤマト)
2000年3月生まれ。早稲田大学教育学部卒業。株式会社digglueで資源循環スキームやトレーサビリティの構築に従事。2024年にGIGAPUPUPUを設立し2026年に法人化。個展「過去マテリアル実験」「イヒンユライ展」。ビジョンを掲げチームを組んで軌道に乗せるのが得意。
プロジェクトページに掲載している内容は特段の脚注がない限り入居時点の情報です。
プロジェクトの歩み
入居開始