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頭も身体もフル稼働、未来を耕した3日間——ナナナナ祭ジャンプアップ合宿2026

100BANCHのメンバーたちが、日頃の実験の成果をお披露目する年に一度の大イベント「ナナナナ祭」。
今年の開催に向け、それぞれのプロジェクトをさらにブラッシュアップするため、5月15日〜17日の3日間、「ジャンプアップ合宿」を実施しました。

普段の活動だけでは得られない視点に触れ、身体を動かし、対話を重ねながら、自分たちが描きたい未来について向き合った3日間。
さまざまな刺激や対話が生まれ、祭りをともにつくる仲間としての関係性も深まった合宿の様子を、100BANCH事務局の漆田がレポートします。

挑戦し続けるとは何か

100BANCHに集うメンバーたちは、それぞれが思い描く未来に向け、日々実験を続けています。

年に一度開催される「ナナナナ祭」は、そんな実験の成果や挑戦を、多くの人に体感してもらうための大きな発表の場。プロジェクトごとに異なる問いや想いを持ちながら、メンバーたちは祭に向けて準備を進めています。

どうしたら、自分たちの描く未来をより多くの人に届けることができるのか。どんな環境や対話が、自分たちの実験をさらに加速させるのか。

2泊3日で実施したジャンプアップ合宿では、パナソニックミュージアムや新R&D拠点「Technology CUBE」の見学、出張ピッチイベント、大阪の皆さんとの交流、岐阜での里山体験やブラッシュアップワークなどを通して、それぞれのプロジェクトや未来について向き合いました。

合宿初日、まず向かった先は大阪・門真市にあるパナソニックミュージアムの「松下幸之助歴史館」。

松下幸之助の歩んだ人生や思想に触れ、「100年先の未来を考える」という視点や、挑戦を続ける姿勢、人に任せることの大切さなど、それぞれが異なるポイントに刺激を受けながら、自分たちのプロジェクトやこれからの在り方について改めて考える時間となりました。

展示を見ながら気になる言葉を写真に残したり、感想を共有し合ったりする姿も多く見られ、経営やものづくりだけでなく、「自分たちはどう挑戦していきたいか」という問いに向き合うきっかけにもなったようです。

be♭の伊藤詩奈は、「100年先の未来」を本気で考えることの難しさと大切さを改めて実感したといいます。これまでは3年後や10年後の視点で考えてしまっていたことに気づき、「100年後を見据える視点を持つことで、自分たちのプロジェクトへの向き合い方も変わるかもしれない」と振り返っていました。

松下幸之助像

歴史館の前で手を差し伸べる松下幸之助像

TOMO〜NI

ランチは近隣のTOMO〜NI(トモーニ)へ。

実験を後押しする空間に触れて

午後は、2026年4月に新しく誕生したパナソニックの新R&D拠点「Technology CUBE」を見学。吹き抜けの大空間や森のようなエリア、自然と人が集まり会話が生まれる共有空間など、施設全体に実験したくなる仕掛けが散りばめられており、多くのメンバーが刺激を受けていました。

「ここで毎日作業したい!」「研究室みたいでワクワクする」といった声も上がり、開放的な空間設計や、人と人との交流を生み出す場づくりに、それぞれ未来の働き方や創造性について考えを巡らせている様子も見られました。

Next1Dogs projectの相場葵は、「最先端技術の研究施設でありながら、その中心にあったのが人間らしさや思いやりだったことが印象的だった」と振り返ります。

メンバーに挨拶をする小川立夫さん

パナソニックホールディングス株式会社 グループCTOの小川 立夫さんがメンバーを歓迎

見学後に感想を書き出す様子

見学を通して感じたことを書き出す

想いを届け、対話が生まれた出張ピッチ

吹き抜けの大空間に設置された大きなスクリーンの前で、出張ピッチイベントを開催。パナソニック社員や一般のご来場者約50人を前に、23プロジェクトがそれぞれの活動や未来に向けた実験について発表しました。

食や福祉、ものづくり、地域、テクノロジーなど、多様なテーマの発表に、大阪の皆さんも真剣に耳を傾けていました。

イベント後の交流会では、来場者との対話も活発に行われ、プロジェクトについてより深く話し込む姿も。普段渋谷を拠点に活動するメンバーたちにとって、自分たちの実験を外部へ届け、リアルな反応や新たな視点に触れる貴重な機会となりました。

また、他プロジェクトの発表を聞くことで、自分のプロジェクトの立ち位置や伝え方を見つめ直すメンバーの姿も見られました。

大きなスクリーンの前でピッチをするメンバー

大きなスクリーンの前でピッチ

交流する様子

大阪の皆さんと交流

集合写真

来場者の皆さんと記念撮影

身体を動かし、仲間と向き合う

2日目は、100BANCHの里山実験フィールドである岐阜県・七宗町へ移動。

古民家再生や農作業など、普段の拠点とは異なる環境の中で、メンバーたちは身体を動かしながら作業に取り組みました。草木が生い茂っていた場所も、メンバー・事務局30人で協力しながら草刈りや開墾を進め、実際に苗を植えられる畑づくりまで行いました。

「みんなでやれば、ここまでできるんだ」と、チームの力を実感する場面も多く見られました。また、手を動かしながら自然と会話が生まれ、お互いの考え方や価値観について語り合う姿も。

POTƐNTIA.の寺田瑛梨は「あれほど雑草だらけだった土地を、1〜2日で畑として使える状態まで整え、実際に野菜を植えるところまで進められたことがいまだに信じられない」と振り返ります。

「一人では到底できないことでも、この人数が集まり、みんなで協力すれば、ここまで短期間で形にできる」と、仲間とともに身体を動かしながら実験を形にしていく、100BANCHらしさを実感する時間にもなっていたようです。

長い時間頑張って作業をした後は、グループに別れて下呂温泉へ。それぞれのグループが電車の中でどこの温泉に行くか、何を食べるか作戦会議をしながら、限られた時間の中でいかに温泉街を楽しむか計画を立て、下呂のまちを巡りました。

1日動き回った身体の疲れを癒しながら、メンバー同士の距離もぐっと縮まり、身体も心もあたたまる時間となりました。

下呂温泉から帰ってきた後は、焚き火を囲むなど、それぞれ思い思いの時間を過ごしました。

星空を眺めたり、火を囲んで語り合ったり、静かにその場の空気を楽しんだり——普段の100BANCHではなかなか生まれない、ゆったりとした時間が流れていました。

プロジェクトのことはもちろん、将来のことや個人的な価値観まで、自然の中だからこそ生まれる対話も。七宗町の静かな夜の中で、メンバー同士の普段の接点の中では見えにくい、それぞれの価値観や想いに触れる時間となりました。

七宗町の里山フィールドへ到着

新たな里山実験フィールドに到着

草刈り作業を行うメンバー

草刈り作業を進めるメンバー

畑づくりに取り組むメンバー

協力しながら畑づくりを進めるメンバーたち

下呂温泉に向かう様子

下呂温泉で心も身体も癒す

焚き火を囲んでいる様子

焚き火を囲み、ゆったりとした夜の時間を過ごす

五感で得た刺激を、企画へ落とし込む

合宿最終日。七宗町の澄んだ空気の中でラジオ体操からスタート。

身体をゆっくり起こしたあと、「日本最古の石博物館」や道の駅を散策し、それぞれ地域の文化や自然に触れる時間を過ごしました。

里山フィールドへ戻った後は、みんなで料理を作ったり、竹林整備や草刈りをしたりと、前日に引き続き身体を動かしながら作業を実施。

声を掛け合いながら協力して作業を進める姿も見られ、それぞれの知られざる得意技が発揮されたり、連携プレーが自然と生まれるなど、メンバー同志のチームワークも進化していました。

最後は、ナナナナ祭に向けたブラッシュアップワーク。

この3日間で得た気づきや対話をもとに、それぞれが企画しているプログラムや展示内容を見つめ直しながら、アイデアをさらに磨き上げていきました。

ワークの後半では、ランダムでペアになった相手と、お互いのプロジェクトや思い描く未来について共有し、その広げ方についてブレストする時間も。

「誰に、どんな価値を届けたいのか」「自分たちはどんな未来をつくりたいのか」——それぞれが改めて自分たちのプロジェクトと向き合い、言葉にしていきます。

Re:Spectの下吹越直紀は、「何かを始めるということは、誰かの人生に触れること」と話していました。ステークホルダーを書き出しながら、自分たちの活動がどんな人たちとつながり、どんな影響を与えていくのかを具体的にイメージすることで、その責任に気づくきっかけにもなったようです。

合宿の締めくくりには、全員で円になり、一人ひとりがナナナナ祭までに成し遂げたいことや、この3日間を通して感じたことを共有。

それぞれの決意や想いが交わり、ナナナナ祭に向けて改めて気持ちをひとつにする時間となりました。

ラジオ体操

ラジオ体操で身体を起こす

岐阜県のご当地グルメ「けいちゃん」を作るメンバーたち

昼食は岐阜県のご当地グルメ「けいちゃん」を作りました

合宿を振り返りながら想いを共有するメンバーたち

円になって成し遂げたいこと、今の気持ちを共有

いざ、ナナナナ祭2026へ

松下幸之助の人生や言葉に触れ、最先端の実験空間を体感し、身体を動かしながら仲間と対話を重ねた3日間。

事務局として初めて参加したこの合宿でメンバーと共に3日間を過ごす中で、人柄や個性にたくさん触れられたことは、私が特に嬉しかったことのひとつです。

「疲れた〜!」と声を上げながらも最後までやり切ったり、気づけば時間を忘れるほど何かに夢中になったりと、メンバーたちの自然体な姿をたくさん見ることができました。自分の「好き」や挑戦したいことにまっすぐ向き合い、夢中になれる姿を見て、もっと一人ひとりのことを知りたいと思いましたし、改めて、挑戦をもっと後押ししていきたいという気持ちも強くなりました。

この3日間で得た気づきや熱量を持ち帰り、次はナナナナ祭本番へ。

今年の「ナナナナ祭2026 渋谷未来博」は7月7日(月)・10日(金)〜12日(日)の4日程で開催します。

この合宿を経てさらに熱量を増したメンバーたちが、ナナナナ祭でどんな挑戦を仕掛けるのか——今からとても楽しみです。

ナナナナ祭でしか体感できない、未来の兆しを、ぜひ100BANCHで体感してください。

ナナナナ祭ポスター

ナナナナ祭ポスター

ナナナナ祭2026 渋谷未来博

開催期間:2026年7月7日(火)・  7月10日(金)〜12日(日)の 4日間
開場時間:7月7日(火)11:00~21:00 
     7月10日(金)12:00~20:00
     7月11日(土)12:00~20:00
     7月12日(日)12:00~18:00
開催場所:100BANCH、渋谷リバーストリートB区間
主催:一般社団法人百番地
協力:パナソニックグループ/カフェ・カンパニー株式会社
特別協力:渋谷ストリーム
後援:渋谷区/渋谷区観光協会

特設サイト:https://100banch.com/nanananasai/2026/

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