流動するコンクリートで、都市の中に「ゆるやかな共在の場」をつくる
WANDO
流動するコンクリートで、都市の中に「ゆるやかな共在の場」をつくる
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WANDO 共同代表/アーティスト 澁澤舞香


手編みの「設計知」をデータで開き、作家と編み手をつなぐ


私たちは、編み物の設計を誰にでも開かれたものにすることを目指すプロジェクトです。
Gaugetは、手編みニットの作家が編み図を作成・公開・販売し、編み手が自分に合ったパターンを見つけ、完成まで使い続けられるプラットフォームです。編み図を、固定されたPDFではなく、再利用可能なデータとして扱うことで、サイズ別の表示や進捗管理を実現します。将来はゲージや希望寸法に応じた調整、完成形の可視化にも対応し、作家の設計知が受け継がれ、正当な収益につながる仕組みをつくります。
手編みの魅力の裏側には、作家による目数・段数の計算や転記、編み手によるサイズ調整など、多くの見えない負担があります。手仕事そのものではなく、その周辺にある煩雑さを技術で減らし、作家も編み手も、デザインすること、編むこと、完成を喜ぶことに時間を使える環境を整えられるのではないかと思いこのプロジェクトを始めました。
編み図を固定されたPDFではなく、作家が確認した構造化データとして流通させれば、一つの作品を複数のサイズや表示方法へ展開しやすくなります。編み手も必要な情報だけを迷わず読み、進捗を残しながら完成まで編み続けられる。双方の負担を減らし、良いデザインが作家の継続的な収益になる循環を検証します。
最初の1カ月は作家と編み手によるベータ版のテストを行い、登録から公開、パターンの発見、保存、進捗記録までを検証します。
2カ月目に正式公開と有料販売を開始し、編み物会などを通じてユーザー数の拡大を目指します。
3カ月目にはかぎ針編みにも対応します。公開率、購入率、継続利用率、最初の売上を確かめます。
3年以内に、Gaugetを日本発の最大のグローバル編み物プラットフォームとして成立させます。作家100人、編み手5000人の参加を目指し、決済、検索、レビュー、品質確認の仕組みを整備。サイズ自動調整や3Dプレビュー、国内外の編み図形式への対応を進め、作品が国境を越えて届く基盤へ育てます。
100年後、AIが担う領域がますます広がり、人間の仕事や役割が大きく変わるなかで、手を動かして何かを生み出すことは、人間らしい楽しさや幸せを確かめ直す営みとして、より大切になると考えます。技術が一人ひとりに合う設計を支え、最後は人が手を動かして編む。手仕事とテクノロジーが共に息づき、各地の知恵と作品が次の世代へ受け継がれる未来を目指します。

Gauget リーダー・dev井上理璃子
埼玉県出身。東京大学工学部電子情報工学科4年。2026年度上期未踏アドバンストイノベータ。大学1年の時に編み物に出会い、そこから編み物の魅力にどっぷりハマり、今では普段着のほとんどを自分で編んでいる。大学2年の時に参加した情報系の女子学生支援プログラムでロールモデルとなる人に出会い、現在の学科に進学。複数企業でソフトウェアエンジニアのインターンを経験。

Gauget biz川人健
東京都出身。東京大学工学部システム創成学科3年。2026年度上期未踏アドバンストイノベータ。松尾研発スタートアップ2社にてAI開発/プロジェクトマネジメント/事業開発に関わり、現在は人事領域でAIを用いて人材の「適所適材」を実現するべく、プロダクト思想の設計やセールスを行う。並行して事業化を目指し、C向けモバイルアプリの開発を行う。
プロジェクトページに掲載している内容は特段の脚注がない限り入居時点の情報です。
プロジェクトの歩み
入居開始