47都道府県の手仕事を、文化を継ぐスニーカーで世界の街角へ。
47WAZA KICKS
47都道府県の手仕事を、文化を継ぐスニーカーで世界の街角へ。
-
47WAZA KICKS リーダー / SERENDO株式会社 代表 藤本彩香(あやか)
47WAZA KICKS 藤本彩香
2026年も未来に向けた実験を大胆に繰り広げる100BANCH。メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2026年 今年の抱負!:馬九行久(うまくいく)」。
今日の執筆者は、日本各地の伝統工芸を足元から世界へ広げる、47WAZA KICKSの藤本です。
伝統工芸がだいすきでインバウンド発信している藤本彩香(あやか)です。
少し前はハチ公前の観光案内所スタッフをしていて、今はインバウンド向けのSNS発信やマーケティング支援をしています。といっても、あくまで日本人とリスペクトある観光客をつなぐこと・日本のためになることがモットーです!

年末限定、人が少ない激レア渋谷
だからどれだけバズが見込めたとしても渋谷のエセマリオカートを始めとしたローカルに利益のないビジネスは決して取り上げません。徹底的に日本のマナーを啓蒙し続ける教育番組的な側面をもっている、海外向けSNS発信としては少しばかりめずらしいポリシーでやっております。
さて、2025年はインバウンド向けの発信を通じて、どれほど日本が素晴らしい国なのかを学ぶ期間でした。美しい自然、一人ひとりが紡いできた歴史、地域独自の文化、職人の伝統芸、和の精神、そしてどれだけ、多くの国から愛されているのか。SNSで日本での迷惑行為やマナーを伝える動画を発信すると、日本人よりも外国人の方々が「日本をリスペクトしてほしい!」「自分は観光客としてしっかりマナーを守って観光したい!」とコメントしてくれるくらいなんです。多くの外国人が、生まれも育ちも違う土地なのに日本を尊重してくれている。これほどまでに世界中に愛されていてポテンシャルにあふれる国は他にないのでは、と確信した一つの出来事でした。(ちなみに対立を生む意図はなく、どの国にもいる一部のモラルのない人たちが、ローカル民とリスペクトある観光客の亀裂を生んでいると考えています。)

富山の夕焼け
1年間で多くの地域に訪れ、職人さんたちの狂気的なこだわりの大ファンになりました。これだけコピー品が溢れている現代における伝統工芸の持つ意味、大量生産とは真逆の哲学のものづくりこそ世の中で最も美しいもののひとつではないかと考えています。
一方で、いわゆる地方や伝統工芸の認知度の低さ、いざ発信となった際の(PRという文脈において)むずかしさも目の当たりにしました。人は知らないものには一定の抵抗感を示してしまうものなので、知名度のない商材がSNSに流れてきてもスルーされるのはごく自然の行動です。
47WAZA KICKSは、そのような経験とメディアやSNSの考え方から、伝統工芸とキャッチーな媒体の掛け合わせによって、世界中から愛されるポテンシャルがあるのではないかと思い、立ち上げました。最初はスニーカーから始めましたが、今はまねきねこやハチ公をつくりはじめています。
(ちなみにハチ公のおみやげをつくりたいです!渋谷はこれだけ観光客が来ているのに、ゴールデンルートが決まっていて地域にお金が落ちておらず、めちゃくちゃ大きな問題です。偽物マリオカートの排気ガス臭さを我慢してるんだから還元してほしいと思っちゃう!)

招き猫と陶磁器で有名な瀬戸へ

両手上げのぜいたく招き猫
日本のものづくりは、つくづく評価されにくいように感じています。有形のものづくり、アート、そして無形のSNS動画のようなクリエイティブも含め、評価者がその領域についてわからないかつ適切なリスペクトを向けない場合、その価値を適切に見出すことはできないんだと思うのです。
そして、よいものをつくれば売れるではない世の中で、謙虚な日本人が、それも変わり続ける現代のニーズや海外にもあわせてPRするのはどれほど難易度が高いことか。
むずかしいけれど、なんとかしてみたいです。

奄美大島にて泥染め
今年の目標は「ときめきクリエイト」にしました。
無形でも有形でも、ものづくりには、単なる形をこえて誰かの心を動かすポテンシャルがあると信じているからです。そして美しいものに出会えたとき、心が動いたとき、人はちょっとだけ優しくなれる気がします。自分自身のときめきだけでなく、誰かのときめきをつくり続けるには何が必要か。
志のあるものづくりを模索します!!
メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2026年 今年の抱負!:馬九行久(うまくいく)」をお届けしています。他のメンバーによる記事は以下のリンクからご覧いただけます。若者たちの熱や未来への兆しをお楽しみください。